見て、触れて、信じる
2010.09.29 Wednesday
昭和の高度成長期に育った私は、
自虐的歴史観を教室という密室で刷り込まれている。
その呪縛を解かれるには相当時を有した。
今更、あんな時代に恨み言をいっても始まらないが、
今の、子供達には、ちゃんとした「教育」をして欲しい。
だからさ。
悪党相手の検察、警察の取り調べ「可視化」より、
学校授業の「可視化」したらどーなの?
冤罪は避けなきゃならないけど、弁護士ついてるでしょ?
学校には無垢な子供しかいないのよ?
義務教育の小中はもちろん、授業料無償化する高校も対象。
検察の取り調べを可視化するより、
本当に、こっちがさきだろーーって気がするんだけどね。
日教組と大の仲良し政権じゃ、無理か?
教員免許の更新もつぶしたもんねぇぇ。
今は違うと信じたいが、
私が小学生のころ、抑圧された環境にいた。
担任は一日中、授業もろくにせず
1人の子をいじめたおす人格破綻者。
別の教師は授業をまるごと「君が代なんて意味ないんだ」に使い、
日本は最低な国だ、君達は謝罪しろとことあるごとに口走る。
中学校では、数人の教師から日本軍の悪行を聞かされ続け、
歴史の授業は受験に出ないからと、近代史をすっとばされた。
やがてそんな私達自虐世代の一部は、ボロボロに刃こぼれしてる
フロントエッジと称して、ネット世界に踏み出した。
当時ダイアルアップでやっと繋がる黎明期。
まだLANもノートパソコンもない。
デジカメもやっとアップルが出した?ぐらい。双眼鏡みたいなやつね。
ある日、チャットでベトナム戦争の話題で白熱、NYの友人が私に言った。
「君達日本人には愛国心がないのか」
____え゛っ
私の世代にとって愛国心は、悪と同義語だ。
ぐっと言葉につまり、苦し紛れに
右ならもってるよ、と煙に巻くのがやっとだった。
何か、釈然としない、もやもやした異物を抱えながら。。。
その日、深夜。
ラジオから万葉集が聞こえてきた。
日本書紀、歌謡。
詰まらないと思いスイッチを切りかけたとき・・・
柔らかい、男性の声で、和歌が流れた。
「大和は国のまほろば
たたなづく青垣
山こもれる大和し美し」
死の床で、遠く離れた故郷を想う日本武尊の辞世の歌だった
やまとは良い場所だ・・・
緑深く、山がつらなる、
やまとはとてもうつくしい・・・
泣いていた。
ぽろぽろと涙がこぼれてくる。
切なくて、哀しくて、懐かしい。
日本は、いい国なんんだよ。
大丈夫。
遠い遠いご先祖様に、背中をさすられているような
暖かい和歌だった。
確かに、私は中道右派ですよ。
それの何が悪い♪
その後、ネットを駆使し、図書館に通い、
徹底的に調べたさ。
私は、日本が大好きになった。自虐的な考えも払拭した。
光化学スモッグの下で駆け回り、
着色料てんこもりの駄菓子で育った
昭和世代をなめんぢゃないわよ。
こほこほ。ちょっと熱くなりすぎましたね。
さてと。仕事も一段落。
夕暮れの萩でも見に行こうかな。
見て、触れてこそ、
生きてる実感もわくってもんですよね。
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